Pro Tools | SYNC HD のフロントパネル
コントロールとディスプレイ
SYNC HDのローカル・コントロールは、すべてフロ
ントパネルにあります。バックパネルのコネクターと 設定については第2章「インストールと設定」をご参 照ください。
電源スイッチ
SYNC HDの電源スイッチを押して入れると電源が
オンになります。スイッチを押して出すと電源がオフ になります。
電源スイッチを囲むLEDは、SYNC HDの起動中ま
たはファームウェアが更新される間、オレンジに点灯
します。 SYNC HDが使用できる状態になるとLED
リングが緑になります。
クロック・リファレンス・スイッチとLED
このスイッチでは、SYNC HDのクロック・リファレ
ンスを選択します。選択したクロック・リファレンスは、
クロック・リファレンスLEDに表示されます。使用で
きるクロック・リファレンス入力は以下のとおりです。
• Video Ref:
• 緑 = SD
• 黄 = HD
• ビデオ・イン
• LTC リニア・タイムコード
• デジタルWord/AES:
• 緑 = WORD
• 黄 = AES/EBU
• パイロット
• バイフェイズ/タコ
• 内部/VSO
• Loop Sync
図 1. Pro Tools | SYNC HDのフロントパネル
フレーム・レート・スイッチ ポジショナル・リファ
レンス・スイッチ ジェネレーター/パラ
メーター・コントロール クロック・リファレ
ンス・スイッチ パワー
クロック・リファレンスLED
ループ・
マスター サンプルレートLED
タイムコード・ディスプレイ ポジショナル・リ
ファレンスLED
ステータスLED フレーム・レートLED ドロップ・
フレームLED
ループ・マスター・インジケーター
こ のLEDが 点 灯 し て い る と き は、SYNC HDが
Pro Toolsのループ・マスター機器であることを示し
ています。
サンプルレートLED
緑または黄のLEDは、SYNC HDの現在のサンプルレー
トを表示します。プルアップとプルダウンは、各LED
が示す、すべてのサンプルレート設定に対して使用で きます。表1は、プルアップまたはプルダウンしたと きの実際のサンプルレートを示しています。
ジェネレーター/パラメーター・コントロール
これらの4つのスイッチでは、タイムコード・ジェネ レーターの設定、PAL/NTSCの選択、サンプルレー
トその他のSYNC HDの機能を直接操作できます。タイ ムコードLEDディスプレイには、現在のモード、選択 したパラメーター、設定が表示されます。
タイムコード・ディスプレイ
この7セグメントの多機能LEDは、SYNC HDのタ
イムコードとパラメーターのディスプレイです。
タイムコード現在のポジショナル・リファレンス(内部 または外部)は、時:分:秒:フレームで表示されます。
奇数/偶数フィールドの区別は、フレーム表示の右の小 数点を使って示されます。フレームの右で点灯した小 数点は、偶数番号のフィールドを示しています。小数 点がない場合は、奇数番号のフィールドを示しています。
SYNC HDがLTC/VITC自動切替モードのときは、
「分」の右の小数点が点灯します。
SYNC HD の タイ ムコー ド・デ ィスプ レイ には、
ProToolsで適用されている外部タイムコード・オフ
セットの設定内容に関係なく、実際の入力タイムコー ドが常に表示されます。
パラメーターと値[Set]、[Run/Stop]、その他のパ
ラメーター・コントロールを使用してSYNC HDを設
定するときは、LEDディスプレイにパラメーターの 名前、値、その他のデータが表示されます。
表 1. プルアップとプルダウンの設定におけるサンプルレート プルアップ/
ダウン
サンプルレート(Sample Rate)
44100 48000 88200 96000 176400 192000
+4.1667%
および+0.1%
45983 50050 91967 100100 n/a n/a
+4.1667% 45938 50000 91875 100000 n/a n/a
+4.1667%
および+0.1%
45892 49950 91783 99900 n/a n/a
+0.1% 44144 48048 88288 96096 176576 192192
–0.1% 44056 47952 88112 95904 176224 191808
-4.0%
および+0.1%
42378 46126 84757 92252 n/a n/a
-4.0% 42336 46080 84672 92160 n/a n/a
–4.0%
および–0.1%
42294 46034 84587 92068 n/a n/a
各LEDの略語と機能を示す表については、「パラ メーター」(123ページ)をご参照ください。
ポジショナル・リファレンス・スイッチ
このスイッチでは、ポジショナル・リファレンスLED
により示されるSYNCHDのポジショナル・リファレ ンスを選択します。[LTC]、[VITC]、[Bi-phase]、
[Generate]から選択できます。
LTC/VITC自動切替モードでは、SYNC HDがどち
らのソースを使用するかを決めるまでLTCおよび VITC両方のLEDが点灯します。その後LTCまたは VITCのLEDが点灯し、選択されたポジショナル・リファ レンスを示します。
フレームレート・スイッチ
このスイッチでは、タイムコードのフレーム・レートと フォーマット(ドロップ・フレームまたはノンドロップ・
フレーム)を選択します。選択したフレーム・レート とフォーマットは、フレーム・レートLEDと[DF] LEDで示されます。
フレーム・レートLEDとDFインジケーター
これらは、SYNC HDの現在のフレーム・レートを表 示します。 4つの緑のLEDが30、29.97、25、または 24 fpsを示します。[DF]LEDは、ドロップ・フレーム
(点灯)またはノンドロップ・フレーム(消灯)を示し ます。 23.976 fpsを示すときは、24 fpsのLEDが点
滅します。
ステータスLED
これらのLEDは、クロック・リファレンスに関連する
SYNC HDの現在の状態を示します。以下のインジ
ケーターがあります。
ロック済み(Locked)選択したクロック・リファレ ンス・ソースが不明なとき、またはロック可能な周波 数外のとき、このLEDが黄で点滅します。
Speed Cal (Speed Calibration) このLEDが
点灯し、クロック・リファレンスの状態を示します。
• 黄で点灯: SYNC HDはロックされており、ク ロック・リファレンスは予期したレートの0.025%
以内
• 黄で速く点滅: SYNC HDはロックしているが、クロ ック・リファレンスは予期したレートより0.025%〜 4%速い
• 黄でゆっくり点滅: SYNC HDはロックされてい
るが、クロック・リファレンスは予期したレートよ り0.025%〜4%遅い
• 赤で速く点滅: SYNC HDはロックされているが、
クロック・リファレンスは予想されるレートより
4%より速い
• 赤でゆっくり点滅: SYNC HDはロックされている
が、クロック・リファレンスは予想されるレートよ り4%より遅い
• 消灯: SYNC HDは選択したクロック・リファレン
スにロックしていない
リモート・モードSYNC HDがリモートのみ/フロ
ントパネル・ロックアウト・モードに設定されている とき、この緑のLEDが点灯します。このLEDが点灯
しているときは、フロントパネルのスイッチは作用し ません。
Pro Tools | SYNC HD バックパネル
バイフェイズ/タコ/GPI/パイロット
バイフェイズ、タコ、パイロット信号用のアクセサ リー・ポートです(用途ごとに特定のケーブルが必要 です)。このコネクターは、GPIの入力、出力(フェー
ダー・スタートを含む)、スルー信号用にも使用します。
このポートは、最大12 Vバイフェイズに対応します。
ビデオ・リファレンス
ブラックバースト(ハウス・シンク)・ジェネレーター または標準のビデオ信号など、ビデオ・ソースからの 信号を受信します。
[Video Ref]インプットはクロック・リファレンス用
に使用でき、9ピン機器と同期するときはフレーム精 度のリファレンス用にも使用できます。
対応する信号の種類は以下のとおりです。
• SD(NTSC/PAL)
• HD(トライレベルまたはバイレベル)信号
[Video Ref]ポ ー ト は 非 タ ー ミ ネ ー ト の ル ー プ ス ルー・ポートであり、ブラックバーストやその他のビ デオ・リファレンスを他の機器へ通過させることがで
きます。 SYNC HDの電源が入っているかどうかに関
わらず、1つ目のポートに入力した信号が2つ目のポー
トから出力されます。
信号をこれらのポートに接続するときは、以下のいず れかを行う必要があります。
• 75オームのBNCターミネーター(SYNC HDに付
属)を、もう一方の[Video Ref]ポートに接続し
ます。
• タ ー ミネ ー ト さ れて い る 別の 機 器 が もう 一 方 の
[Video Ref]ポートへ接続されていることを確認し ます。
ホスト・シリアル・ポート
[Host Serial]ポートは、SYNC HDをシステムの1
番目のHDXカード、またはHD Nativeカード、また
はHD Native Thunderbolt周辺機器上のシリアル・
ポートへと接続する、双方向(イン/アウト)のポート
です。
ビデオ入出力
Video In クロックまたはVITCポジショナル・リ
ファレンス入力、あるいはウィンドウ・バーン生成用
のSD(NTSC/PAL)ビデオ・ソースからの信号を受
信します。このコネクターは75オームで内部でター
ミネートされています。
[Video In]コネクターではHDリファレンス信号を
受信できません。
Video Out 現在の[Video In]信号を出力します。
VITCまたはウィンドウ・バーン機能がオンになって いる場合は、このアウトプットからその情報を送るこ ともできます。
図 2. Pro Tools | SYNC HDバックパネル
Video Ref ビデオ入出力 LTC入出力
AES/EBU 入出力
ワードクロッ
ク入出力 Loop Sync入出力
バイフェイズ/タコ GPI/パイロット
ホスト・
シリアル
MTC出力 9ピン出力1 9ピン出力2 AC電源
このポートの配線に関する情報およびその他の 要件については第8章「配線図とピン・アサイ ンメント」をご参照ください。
SYNC HDがビデオ同期チェーン内の最後の機 器である場合は、このコネクターへ75オーム BNCターミネーターを接続しなければなりま せん。
MTC Out
[MTC Out]は、MIDIタイムコード(MTC)のみを
出力します。その他のMIDIデータはこの出力には現 れません。 MTCは、SYNC HDが対応するポジショ
ナル・リファレンスおよびクロック・リファレンスの いずれかにロックされている間に再生成されるか、生成 モードにおいて生成されます。後者の場合、MTC出力
はジェネレーターの起動/停止に従います。このポー
トは、SYNC HDから外部シーケンサーまたは他の
MIDI機器にMTCを供給するためのものです。
MTCは、SYNC HDがタイムコードを生成するときは
常に出力されます。この出力は、タイムコード(LTC)
がアイドリングの間ミュートすることができます。詳し くは、「MTC出力とアイドリング中のミュート」(118
ページ)を参照してください。
LTC入出力
LTC In ポジショナル/クロック・リファレンスに対 するバランス型またはアンバランス型のアナログのリ ニア・タイムコード(LTC)・ソースを受信します。この ポートは、外部デッキまたはVTRのアドレス・トラッ
クのオーディオ・トラックからLTCを受信するのため
に使用します。調整可能なLTCサーボ・ゲインは、
Pro Toolsとフロントパネルから使用できます。
LTC Out バランス型またはアンバランス型のアナ ログ・オーディオ形式のリニア・タイムコードを出力 します。 SYNC HDは、このポートに入力されたLTC
を反映するか、または入力されたシリアル・タイムコー ドをもとにLTCを生成するよう設定できます。
LTC出力レベルは、Pro Toolsの[ペリフェラル]ダイ アログの[同期]ページ、SYNC HDのフロントパネ
ルのコントロールを使って調整できます。
配線に関して詳しくは、第8章「配線図とピン・アサ インメント」をご参照ください。
AES/EBU入出力
AES/EBU In クロック・リファレンスの目的に限り、
AES/EBUデジタル・オーディオ信号を受信します。
SYNC HDは、信号のクロック情報のみを使用し、
オーディオ情報は使用しません。デジタル・オーディ オ情報が入力された場合は、その信号は無視され、
AES/EBUデジタル出力コネクターへは送られません。
AES/EBU Out SYNC HDのサンプル・クロックと完 全に一致するサンプルレートの、無音(すべてのビッ トがオフ)のAES/EBUオーディオ信号を出力します。
ワードクロック入出力
Word Clock In クロック・リファレンスの目的に 限り、(1xサンプルレート)ワードクロックを受信し ます。ワードクロックは、外部のデジタル・コンソー ルとデジタル・テープデッキと共に使用します。
Word Clock Out 1xサンプルレートのワードク ロック情報(ワードクロック対応機器用)または256x
スーパー・クロック情報を出力します。このポートは、
SYNC HDのフロントパネルのコントロールを使っ
て設定します。
9ピン出力1と2
MachineControlを使用したシステムでは、この2つ
のポートを外部の9ピン・トランスポートに直接接続 すると、一部のシリアル・デッキ・コントロール機能 を使用できます。一度に使用できるポートは1つだけ
です。
Windows システ ムで 最大の 性能を 得る には、
WindowsコンピューターのCOMポートを使用して
ください。
Macシステムで最大の性能を得るには、Avid対応の USBシリアル・アダプターを使用してください。
Loop Sync In/Out
Loop Syncは、Pro Tools|HDインターフェースの同
期に使用されるクロック信号です。
Loop Sync In Loop SyncをPro Tools|HDイ ン
ターフェースから受信します。
Loop Sync Out Loop Syncを供給します。この
ポートは、最初のPro Tools|HDインターフェースに
接続します。
AC電源
SYNC HDには標準の電源ケーブルが接続でき、電圧
は自動的に選択されます(100V〜240V)。
詳しくは、
『
MachineControlガイド』
をご参照ください。